こんにちはみとぅながです!
最近e-sportsという言葉をニュースやSNSなどでよく聞くようになりましたね
日本でも賞金付き大会が開かれたりしています
そんな盛り上がるe-sports、ゲーム業界ですが今日はRTAについての記事です!
RTAとは
RTAとはReal time Attackの略でゲームの現実時間でのクリアタイムを競う競技です(海外ではSpeedrunとも)
決められたルールにのっとって(バグを使ってもいいかどうか、アイテムを全て集めるなど)ゲームをいかに早くクリアできるかを競います!
普通なら苦戦する敵をあっさり倒したり、ダンジョンをスルーしたりなどスタイリッシュな技を決めていくのは見ていて爽快です!
今回はそんなRTAで「ゼルダの伝説ムジュラの仮面 バグ制限」の世界記録保持者であるRTA走者バンさんにインタビューをしてきました
RTA走者バン

ムジュラの仮面バグ制限any%RTA 世界記録保持者、クロノトリガーany%RTA世界三位(日本一位)などの記録を持つRTA走者。(リンクから記録に飛びます)
(↑世界記録動画)
RTAの大会を開催するなど精力的に活動している。
またRTAの解説動画のアップロードや、北大RTA研究会の創設など、新規RTA走者を獲得するための活動にも力を入れている
RTA走者のバンさんインタビュー!
みとぅなが:よろしくお願いします。早速ですがRTAを始めたきっかけからお願いします
バン:高校生の時にニコ生で「ムジュラの仮面バグ制限RTA」の配信を見たのがきっかけです。雑談しながら難しいテクニックとかバグ技とかを決めていくのを見て衝撃を受け、大学生になって暇になったらやってみたいなーっと漠然と思ってました。
大学に入ってしばらくはサークルとかで忙しかったんですが、一年生の冬くらいにサークルとかも辞めて暇になりました。そういえばって思って調べてみると自分が思ってた以上にRTAを配信するために必要な機材が安かったんです。しかも近くの家電量販店に売っていて
「RTA始められるじゃん!」ってなって笑
みとぅなが:それで配信を始めたというわけですね。配信当初から世界記録を目標にしていたんですか?
バン:世界記録は全く意識してなかったですね。僕がやってるムジュラの仮面バグ制限という種目では3時間を切ることが初心者の壁って言われており、そこを目標にしてました。でも最初は4時間とかかかってたかな
3時間を切れたのは配信を始めてから3カ月くらいの時でした。実を言うとここで辞めるかなと思っていたんです笑。
でも「まだここミスってるなー」とか「もう少し速くなるなー」っていうポイントがいくつかあり、まだ1、2分はタイムを縮められるなと思ったんです。そういったポイントを練習していくうちに徐々にタイムが縮まり、1年前くらいに上級者の壁といわれる2時間50分を切ることができました。
そこまでいくと上にはあと5人くらいしかいなくて、当時の世界記録まであと2分くらい。ここで初めて世界記録を意識しました。
みとぅなが:次に世界記録のことですが……
バン:あー実は世界記録っていうと少し語弊があるというか……。RTAっていうのはゲームのバグを使う性質上、新しいバグが発見されてタイムが劇的に縮まることがあるんです。ムジュラの仮面でも2017年末頃に新しいバグが発見されました。
みとぅなが:どういったバグですか?
バン:普通ならトリックを解いてどかさないといけない障害物がアイテムの『水』をかけるだけで溶けるっていう内容です笑
(↑発見されたバグ。単純だが17年間誰にも発見できなかった)
このバグを使ってもいいのか(これがバグなのかそれとももともとの仕様なのか)議論になりました。そしてその議論のついでにいままで使えなかった技も議題に持ち上がり、最終的に6個の技が新しく許可されました。
(↑許可された技の1つである『ララバイスキップ』バンさん曰く『クソ技』)
当時の世界記録保持者の方は現在はバグ制限からは離れて活動されているので、その方が戻ってきたらぼくよりももっといい記録が出るんじゃないかなーと思っています。
インタビュー前編はここまで!
後編はRTAの魅力や今後の展望についてです!
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