『べてるまつりとは?』#精神疾患 #家族




べてるまつりに行ってきた!

金曜の授業が終わってからバスに乗り、実家である浦河町へ友達を連れて《小旅行》をしに帰りました!

小旅行をしに帰った理由は…

全国の方々が浦河にやってくるイベント「べてるまつり」に参加するため!

「べてる」は浦河町では頻繁に聞く単語であり、福祉、医療に携わる方なら授業中に聞いたことのあるワードだと思います。

が、わからない方のために

説明しよう!!

べてるとは、現在は浦河町にあるグループホームの名称であり、元々は日赤病棟の七階にあった精神科に長年いた患者たちが移り住んだ建物の名前である。

ここで承知しておかねばならないことは、昔の日本が精神疾患をもつ患者に対してどのように対応していたか、ということ。

日本では、1950年に精神衛生法が誕生し、精神障害者が精神病院で医療を受けられるようになり発生予防もされるなど、日本国憲法が出来てから良い方向に向かっていたが…

1964年ライシャワー事件(※1)が起こり、治安を守るために隔離収容政策が強化され、鉄格子のついた窓に囲まれた病院に精神疾患をもつ患者を何年も何十年も閉じ込めていたのだ。

(※1 ライシャワー事件:1964年3月24日、米国駐日大使ライシャワー氏が、19歳の日本人青年に右大腿部を刺され重傷を負った事件。青年には、精神科治療歴があった。)

7階病棟にいた方々も例外ではない。

長年閉じ込められ、社会を知らず、知らないためにどうやって生活をすれば良いかわからない。そういった状況の方々がべてるの家に集まったのだ。

べてるまつりでは、彼らの活動、生き様、考え方、周りのサポートがどのように行われているのかを知ることができるのだ。

概要だが、おわかり頂けただろうか?

(実は、私は浦河に高校生の頃まで住んでおきながら、浦河にいた時はべてるまつりというワードを一度も聞いたことがなかった。

べてるがなんなのか、よく言葉は聞くけど何をしてるのか全く知らなかったのです。

なので、べてるについて説明できるようになったのは今日なのです…お恥ずかしい…)

ということで、べてるまつりを楽しみにしつつ、私は金曜の夜18:00についたのでまず腹ごしらえをしました

お刺身とカキフライ!!(@木村屋)

浦河は海沿いの町なので海鮮を食べます!

このボリュームで1400円という安さ。

満腹になること間違いなし。

そして、斜め前にある

大黒座でメンタルヘルス映画祭の作品「ピア」を見ました。

とても古い映画館で、音楽も味があります。

レトロ好きな方は是非訪れてください!

私は凄い久しぶりに行ったのですが、小さい頃はおっきいなーと思ってたのに小さく感じて、自分も成長したなぁと思いました。笑

「ピア」の内容は、在宅医療を中心とした他職種連携、緩和ケア、町医者がサブテーマかしらといった感じでしたね。癌などの疾患を持った患者さん、家族や在宅医療に関わる医療従事者、学生は観るべきだなぁ(真面目か!)。観客は涙しながら観ておりました。

そうして、9時になったのでお宿へ

 

 

私のおじいちゃんが毎日通っているアエル(※2)へ。笑笑

(※2 アエル:うらかわ優駿ビレッジアエル。北海道浦河町にある馬や自然と触れあえる体験・宿泊施設 https://aeru-urakawa.co.jp

スタンプたまるとくじ引きが出来て、おじいちゃんが宿泊券を当ててくれました!素晴らしい!

さすが馬の町、蹄鉄がドアに貼ってあって可愛い!

お部屋も広くて最高でしたよ~

 

浦河に移住するには…の本が置かれていました

(中身が気になる方はこちらから

https://www.town.urakawa.hokkaido.jp/kurashi/news/enikki-natu.html

 

べてるまつり当日

土曜日は…べてるまつり!

その前に朝食

朝ごはんも豪華でした!

見切れてるのが海鮮丼で。笑

カボチャスープ、浦河が日本一の生産を誇る夏いちご「すずあかね」も食べられましたよ!

そしてべてるまつり

資料入れもかわいいです。

開始前に売っているモノの宣伝

日高昆布も有名なんですよ、浦河。

かりんとうは売り切れたそう。

1番気になったのは

べてるの空気缶。500円!

ユニークですよねぇ。

ちゃんと(空気を)取った場所違ったりするんですよ。裏もみてくださいね!

私はおつまみ昆布を買いました。

 

で、オープニング!

歌で始まります。

“俺たちの悩みを泣いて笑ってくれ”

“俺たちの元気をもらってくれ”

めっちゃいい歌詞

開会式の言葉でも「一年のことを報告するので笑い飛ばしてください」と言っていて

笑っていいんだ!って最初に安心させてくれるところが、流石だなぁと思いました。

面白いのはステージ上に椅子、ソファ、テーブル、絨毯があって、登壇してる人も自由にトイレ行ったり出たり入ったり、立ったり座ったり家みたいに過ごしながら発表が進んでいくというシステム。

右側なんて本当におうちみたい。

子どもたちが沢山いるのは、全員べてるの家で育っている子どもたち

今回のべてるまつりのテーマ【べてるで育った子どもたち~それで順調大丈夫~】に合わせていらっしゃったようです。

自由に遊んでいても誰も降りろとか、静かにとか、邪魔だとか言わなくて、楽しそうに可愛く遊んでいて素敵だなぁと思いました。

べてるではベビーブームが起こっているらしく、たしかにこんなに沢山いる精神疾患を持った方々が赤ちゃんを産んでるとか育ててるとか考えたことなかったなぁと当たり前のことに気づいて…衝撃でした。

べてるの伝統として、

まず子どもができて、報告するとみんなが「おめでとう」と言って、そしてみんなで育てるというのが流れで、子どもは宝だからみんなで愛して育てるんだという家族の形が素敵だと思いました。

オムツ代も食事も全部パチンコに費やしたお父さんを叱るのではなく、弱い立場にある人を応援しようと考えて応援ミーティングを開くようになったそう。

その応援ミーティングの面白いところは、サポートするスタッフだけでなく当事者である夫婦も子どもも参加して一緒に問題について考えるということ。

「自分を見つめ直す。子どもと向き合う時間でした」と応援ミーティングに参加していた母親はおっしゃっていました。

精神疾患をもつ親に育てられた子どもは、支援されることで、「うちの家庭そんな酷いのかー」という印象を受けたという。

周りがお酒に苦労している人ばかりだったけど、自分にとってはそれしかないからそれが当たり前だった、と。

そうかーーーーーーーーとしか言うことができなかった。

また、大変な環境で育った子どもが強いということもわかった。

あげられたエピソードの中には、パチンコに行ってお父さんがご飯を買ってこないという状況にいた時、「父ちゃんがダメだ。権利擁護やらなきゃうちに帰らない!」と自ら施設に行くと訴えたというエピソードがあり会場を沸かせていた。

強い!権利擁護を知ってるなんて!!すごい!拍手喝采!

そんな知識があるのも、子どもたちがべてるの家で過ごしているからなのだと思う。

とある赤ちゃんは、朝11時からべてるに行き

SST、応援ミーティングなどに週5日も参加しているそう。

そりゃあ詳しくなるなぁ~凄い!

みんなで支え合って子育てをする、それができれば子どもを産むことが怖くなくなるだろうなぁ。

サポートを受けた父親は「子どもも自分も安心していられる」と仰っており、安心が得られることでどれほど健康になれるだろうかと素晴らしいと思いました。

その後もいろいろありまして、

お昼前の歌

“変えられないことを受け入れる落ち着きを”

受け入れることができるって強いなと思いますね

と歌がありましてお昼

幻聴サンデー(500円)

いちご沢山!クッキーとマシュマロも可愛いし安い😭

めちゃくちゃ混んでたので、パフェのみいただきましたが、普段は置いてある本を読んだり500円のランチも食べられますよ。

「認めてくれる人がいるから安心して病気ができるんだ」

べてるの方は文才が凄いな…

ごちそうさまでした!

休憩後…

午後の歌

ずんどこ節の替え歌

替え歌めっちゃ歌詞がぴったりでオチもあって面白かったですね。

この最後の歌詞、最高だと思います

“いいじゃありませんか精神病。

神からもらった宝物。

他の人とは違っても、みんな立派な病気もち”

自分を認めて、みんなと認め合って、病気と付き合っていく。素晴らしいです。

午後は一年の報告と、幻想・幻聴大会でした!

こちらも替え歌(歌詞が面白かった)

歌がほんと皆さんお好きなんだなぁ…

一年の報告があって、日本、海外でも活動があるという凄さと、「手より口を動かせ」というモットーが価値観をぶち壊してくれて最高でした

 

幻覚、妄想大会ではエピソードとそれに合った商品が送られ…

 

家が傾いてるからコメの水どこまで入れていいかわからなくて…のエピソードに水平計

窓から飛び降りろという幻聴が聴こえて…のエピソードに幻聴を騙すための窓枠

とユニークな商品とエピソードを聞き…本当に幻聴が大きく聴こえていて、それには波があって、会話することで騙すこともできて、その幻聴を言っている相手に名前があったり何人かいたり、面白いなぁ…と思いました

本当に行ってよかった!

なんで知らなかったのか…

浦河町民こそ、参加料無料だから行くべきなのに…反省します

来年も行こう…!

 

この記事を書いた人

 

のとちゃん

実家がまだボットントイレを使っている田舎町出身の北大看護学生

 

 




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